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埋立・分譲事業

Ⅰ.事業実績マップ

最初に着手した昭和37年の須崎ふ頭の整備をはじめとして、福岡市の指示のもとで、博多港の整備・近代化と都市機能の充実を目的とした臨海部の埋め立てを行ってきました。その整備面積は773haに及び、戦後の埋立地約1,556haの半数を超える約50%を占めています。

〔下図黄色部分〕
 
 
  地 区 名 埋立面積
(ha)
事業年度 主な用途
1   須崎浜地先(須崎ふ頭) 38 S36~S38   穀物流通基地
その他
2   荒津地先(1次) 8.1 S38~S39   石油備蓄基地
2-2   荒津地先(2次) 4.1 S45   石油備蓄基地
3   西公園及び伊崎地先(福浜団地) 31 S42~S44   住宅用地(福浜団地等)
4   名島地先(城浜団地) 10.9 S42~S44   住宅用地(福浜団地)
5   姪浜地先 2.9 S45~S46   住宅用地
6.7  

箱崎

・香椎地先(福岡市との共同事業)

388.3 S44~S51   箱崎地区:流通関連産業用地
香椎地区:住宅用地
8   博多船溜・那の津地区 8.2 S51~S52   福岡国際センター等のコンベンション施設
9   小戸・姪浜地先 116.5 S57~S63   住宅(西福岡マリナタウン)・教育施設
・マリーナ等
10   福浜地先 9.3 S60~S62   住宅用地
11   東浜地先 26.7 H元~H6   建築資材の荷裁き、保管施設、LNG施設
12   アイランドシティ(2工区譲渡後) 97.2 H6~H16   住宅・産業用地
13   箱崎ふ頭地区(水面貯木場) 32.2 H6~H14   清掃工場
    合      約773.4ha      

 Ⅱ.主な埋立分譲事業

※写真提供/上段:福岡市港湾空港局
下段: 国 土 地 理 院
(一部抜粋含む)

須崎浜地先(須崎ふ頭)

令和3年(2021)


《大規模な保管施設を備えた九州の穀物基地》
主に海外から輸入した穀物を取り扱い、大規模な保管施設を備えています。1時間に400トンの穀物を吸い上げるニューマチックアンローダーや大規模なサイロなど、最新の荷役機械、保管施設を備え、食料の輸入が急増するなかで、九州における重要な穀物流通基地として機能しています。 
 
○総  面 積/79.1ha(昭和13年~38年埋立)
○取扱貨物量/約117万トン
○取 扱 貨 物/麦、とうもろこし、鋼材、木製品、取合せ品、豆類、動植物性製造飼肥料
〔当社埋立前〕
昭和36年(1961)
〔埋立後〕
昭和39年(1964)
〔埋立後〕
昭和56年(1981)

 荒津地先

令和3年(2021)


《年間取扱量332万トンの石油基地》
昭和45年に竣功した地区全体で105基の貯油施設のある石油中継基地です。年間332万トン(H27)の石油や重油等を取扱い、都市圏をはじめ九州で消費される石油製品がこの石油中継基地から各地に届けられます。
 
○総 面 積/33.3ha(昭和13年~45年埋立)
 (内当社埋立12.2ha)
  ・第1次…8.1ha(昭和38年~昭和39年埋立)
  ・第2次…4.1ha(昭和45年埋立)
○取扱貨物/石油製品、重油、その他石油製品、LPG、化学薬品
〔当社埋立前〕
昭和36年(1961)
〔埋立中〕
昭和39年(1964)
〔埋立後〕
昭和56年(1981)

西公園及び伊崎地先(福浜団地地区)

平成19年(2007)


《自然に恵まれ、都心へのアクセス良好な住宅団地》
公営住宅のほか、小学校・中学校・短期大学が立地し、東側には西公園、北側には博多湾が広がり、都心へのアクセスも便利で、自然に恵まれた海浜団地として市民の人気を博しています。
 
○総  面  積/31ha(昭和42年~44年埋立)
○利用状況/住宅、教育施設等
〔当社埋立前〕
昭和36年(1961)
〔埋立中〕
昭和44年(1969)
〔埋立後〕
昭和56年(1981)

箱崎地先(箱崎ふ頭)〈福岡市との共同作業〉

令和3年(2021)

《様々な港湾関連施設を配備した博多港最大のふ頭》
昭和48年に竣功した箱崎ふ頭は博多港最大のふ頭です。青果上屋や自動車の立体野積場など、多様な港湾施設が集約され、穀物や青果などの食品、自動車など実に様々な貨物が集まってきます。製粉工場をはじめとする食品工業団地や大規模な流通センターも整備され、陸上輸送との連携も十分に図られています。
また都市高速道路のランプ2ヵ所がふ頭に直結し、九州自動車道や福岡空港へダイレクトにつながるほか、JR貨物福岡ターミナルが隣接しロスのない複合一貫輸送が可能です。
さらに、平成27年度には国際・国内ROROターミナルを整備し、RORO船と鉄道などとを円滑に接続するモーダルシフトの拠点づくりが進められています。 
○総  面  積/263.5ha(昭和44年~平成15年埋立)
○取扱貨物量/約512万トン
○取扱貨物/完成自動車、その他輸送機械・農産品、取合せ品、麦
〔当社埋立前〕
昭和44年(1969)
〔埋立中〕
昭和47年(1972)
〔埋立中〕
平成13年(2001)

香椎地先〈福岡市との共同事業〉

令和3年(2021)


《大規模な住宅地開発》
福岡市との共同事業として、埋立実施がなされた香椎地区には、公営住宅や大型商業施設が立地しています。
 
○総 面 積/約104ha(昭和44年~51年埋立)
○利用状況/公営住宅、小学校、中学校
〔当社埋立前〕
昭和44年(1969)
〔埋立中〕
昭和47年(1972)
〔埋立後〕
昭和56年(1981)

小戸・姪浜地先

令和3年(2021)


《マリノア・エリアと西福岡マリナタウン》
マリノアなどのマリンレジャー基地に隣接した「西福岡マリナタウン」は、住宅と海と緑が調和した魅力的な街づくりが実現しています。シーサイドゾーンには海浜公園がつくられ、公園や緑地を数多く配置したゆとりある空間には、戸建て・高層住宅が立地しています。
 
○総 面 積/116ha(昭和57年~63年埋立)
○利用状況/
 ・愛宕浜地区…分譲住宅、教育施設、バス営業所、商業施設等
 ・小戸地区…マリーナ施設、商業施設、下水処理施設等
〔当社埋立前〕
昭和50年(1975)
〔埋立中〕
昭和62年(1987)
〔埋立後〕
平成19年(2007)

東浜地先(東浜ふ頭)

令和3年(2021)


《建築資材やLPGを取り扱うふ頭》
砂、砂利、セメント、鉄鋼などの建築資材の荷捌き、保管施設が立地しているふ頭です。建築資材のほかLPG(液化天然ガス)などを取り扱っています。
 
○総  面  積/79.4ha(昭和16年~平成6年埋立)
○取扱貨物量/約313万トン
○取扱貨物/砂利・砂、セメント、石油製品、鋼材、石灰石、LPG
〔当社埋立前〕
昭和62年(1987)
〔埋立中〕
平成5年(1993)
〔埋立後〕
平成19年(2007)

アイランドシティ 

令和3年(2021)


《新しいみなとづくり・まちづくり》
アイランドシティ整備事業は、平成6年に着手し、全体面積約401haの約99.5%(約399.3ha)の埋立が竣功しています。
そのうち当社の実施する「まちづくりエリア」(約97ha)では、平成17年のまちびらき以降、現在では4,728世帯、13,523人の方が生活を営まれています(令和4年5月末現在)。
平成25年にはあいたか橋(海上遊歩道)が開通し、平成26年には福岡市こども病院が開院、平成30年は総合体育館が開館したほか、省エネ・創エネ型の戸建住宅外区(照葉スマートタウン)や各利便施設の整備が進み、平成31年3月にはバス営業所が開業するなど、まちづくりが進展しています。
今後も交通利便性や環境に配慮した、住みやすいまちづくりの促進に取り組んでまいります。

 ○ 総  面  積/401ha(平成6年~)
 (内当社埋立/97.2ha/平成6年~16年埋立)
 ○利用目的/住宅用地、産業集積用地、緑地等 
〈アイランドシティ公式ホームページ(福岡市)〉
〔当社埋立前〕
平成5年(1993)
〔埋立中〕
平成13年(2001)
〔埋立後〕
平成28年(2016)

その他

〈買戻特約の抹消について〉
不動産登記法が改正され、令和5年4月1日以降は、買戻しの特約がなされた売買契約の日から10 年を経過した際は、登記権利者(不動産所有者)は、単独で当該登記の抹消をすることが可能となりました。
(不動産登記法第69 条の2)